公認会計士・税理士の篠原正裕と申します。
兵庫県西脇市で生まれ18歳まで西脇市で過ごし、関西大学を卒業後、大阪、名古屋、東京で、公認会計士として経理・財務・コンサルティングのキャリアを積んで参りました。
大阪では、大手監査法人にて主として国内上場企業の監査や上場支援の業務を実施しておりましたが、次第に、監査ではなくより経営に近い仕事をしたいと感じ、独立系コンサルティングファームに転職し、名古屋にて、中堅~中小企業を対象とした事業再生や事業承継等のコンサルティング業務に注力いたしました。
その後、コンサルティング時代の縁もあってグローバル自動車専門商社に転職し、伊勢及び東京にて財務責任者としてキャリアを積むと同時に持株会社設立後3年での株式上場(東証2部)を達成することができました。
これまで、公認会計士としてのやりがい・キャリアを追いかけるうちに、東へ東へと移動を繰り返していましたが、日本の将来や自分のやりたいことを日々悶々と悩み考えるうちに、地元兵庫をベースに、地域企業を元気にするお手伝いをすることが私の生きる道であると思うようになり、地元兵庫にて独立開業するに至りました。
私が住む西脇市はかつて播州織で栄えておりましたが、播州織の生産量は昭和62(1987)年の約3億8,800万平方メートルをピークに減少傾向にあり、平成28(2016)年の生産産量は約3,422万平方メートルと、ピーク時の約8.8%まで減少しています。
事業承継については、西脇市内の播州織事業者の約9割が後継者不在と言われております。
これは、西脇市に限った事象ではなく日本全国で起きている問題であり、今後よりいっそう状況は進行すると考えられております。
人口が減少し、市場が縮小し、働く場所がなくなる。その結果さらに人口が減少し、いつかは生まれ育った地域がなくなる。
そうなる前に、地域の活力となる企業を1社でも多く残し、また新たなビジネスを1つでも多く創出することが重要であり、私たちはそのような企業の応援をさせていただきたいと考えております。
会社の新しい未来を経営者とともに考え、また、そのための手法を考え・導くことがこれからの会計事務所のあり方であると私どもは考えております。
地方にはまだまだポテンシャルがあります。これからの未来を創るパートナーとして、ともに頑張りましょう。